函館港幹線臨港道路工事 ともえ大橋―七重浜 本格化
update 2013/8/18 10:27
函館港幹線臨港道路(函館市豊川町―北斗市七重浜、6・6キロ)の2期工区(ともえ大橋―同七重浜間3・9キロ)が本格化している。港湾付近の国道227号の渋滞緩和や貨物輸送の効率化を図ろうと、函館開発建設部が1997年から国道とは別の幹線道路の整備を進めてきた。本年度は橋梁の橋脚などを施工。2016年度にも全面開通する見通しだ。
2期工区は、有川部橋梁(函館市港町)を含めた700bの部分と平面部の道路(アスファルト舗装)3・2キロを整備。総事業費135億円。工事進捗(しんちょく)率は本年度当初予算で87%に達した。
国の公共事業削減で09年度に一度休止したが、12年度に再開。完成時期は13〜18年度としていたが、橋梁整備や用地交渉に一定のめどがついたことから16年度完成との見通しを示した。
3・9キロのうち2・8キロは整備済みで、残りは橋梁工事と国道とつながる七重浜の道路400メートルとなっている。
現在急ピッチで進める有川部橋梁は貨物用線路をまたぎ、周辺には工場や民家も点在している。鋼管杭を打ち込む作業は、騒音や振動が発生し、住民生活に影響する恐れがあるが、この工事では、鋼管杭をねじと同様に貫入させる「回転圧入工法」を採用し、騒音、振動を最小限に抑えている。
現在の臨港道路はJRの線路で分断され、港湾関連の貨物車両が国道227号を通行せざる得ない状況で、交通混雑が生じている。同部函館港湾事務所は「一般道への交通負担が軽減され、緊急物資の効率的な輸送が可能となる」と整備効果を期待している。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。