野外劇あと2公演
update 2013/8/10 10:19
第26回市民創作「函館野外劇」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)の10回目公演が9日、五稜郭跡の特設ステージで開かれた。残りは10日と追加分の11日の2回。今年は雨天中止の影響で来場者数は伸び悩んでおり、関係者は「最後の2日間、ぜひ来てほしい」と話している。
今年は昨年末に亡くなった野外劇提唱者、フィリッポ・グロード氏の追悼公演として7月5日に開幕。8月11日までの全11回公演の予定だったが、7月12、28日が雨天中止となり、同日までの7回公演で来場者は約4800人。この時点で、前売り券販売数を約1万枚、5000人以上がまだ来場していないと予測。観客席の収容は約1500人のため、あと2回では観劇できない人が出る恐れがあり、8月1日に追加公演することを決めた。9日は700人にとどまり、残り2日間は混雑が予想される。
野外劇の来場者は、12回公演だった昨年は8403人。2008年の1万199人以降、09年から4年連続1万人を割っている。ある出演者は「スタッフから、今年1万人未満だと来年の公演はない覚悟で頑張ろうと言われた。野外劇は無くしたくない」と話す。
同会の中村由紀夫理事長は「グロードさんの追悼公演を成功させ、来年につなげたい。そのためにも大勢の来場をお願いしたい」と話している。
10、11日とも開場は午後6時45分、開演は同7時40分。問い合わせは同会事務局(TEL0138・56・8601)へ。
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