研究の一端に触れる 道南農試公開デー

update 2013/8/9 09:52


 【北斗】道総研道南農試は8日、北斗市本町の同農試で公開デーを開いた。190人が訪れ、水稲や野菜の研究活動の一端に触れた。

 今年で19回目。柳沢朗場長が「成果を見てもらい、理解が深まれば」とあいさつ。場内見学会では、新規作物として研究に取り組むリーキ(西洋ネギ)や、サツマイモの栽培について担当者が説明。リーキ担当の植野玲一郎さんは「長ネギ大産地の道南では、同じ方法で作れる。高く売れるので、新しい農業の一つとしていきたい」と話した。高濱雅幹さんはサツマイモについて「道産はねっとりして甘みが強いので、お菓子向きでは。本州産と同じホクホク感を出せるよう研究を進めたい」とした。

 試食コーナーには「とよみ大納言」と「風の子もち」の冷やしぜんざい、コメ「きたくりん」と「ふっくりんこ」の味比べ、トマトの食べ比べが並んだ。

 北斗大野小1年の中村光君(6)は「サツマイモを掘るところが楽しかった」と話し、試し掘りしたサツマイモを笑顔で持ち帰った。

提供 - 函館新聞社


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