函館アリーナ 来月3日に再入札

update 2013/8/8 10:39


 6日の入札が不調に終わった函館アリーナ新築主体工事に関し、函館市は7日、再入札を9月3日に実施することを決めた。8日に再公告を行う。42億8600万円(税込み)の予定価格は変更せずに、一般競争入札の参加条件を見直して共同企業体(JV)に限定しない考え。今後の建設業者の動向が焦点となる。

 アリーナの入札をめぐっては、参加を申請していたスーパーゼネコンを筆頭とするJVが入札前日の5日に「予定価格範囲内の見積もりを確定させることが困難」として入札を辞退。市はこれを受けて新築主体工事と、付随する7件の設備工事を延期し、対応を協議していた。

 市は、入札を見送った背景に公共工事の増加に伴う技術者不足があるとみて、再公告にあたり参加条件を精査。当初は一定の実績と市内に支店を持つAランク1社(スーパーゼネコン)と、市内に本社か支店を持つAランク4社、Bランク2社の計7社でJVを組むことを条件としたが、再公告ではスーパーゼネコン単体か、スーパーゼネコンを筆頭にJVを組むことも可能とする方式に変更する。

 併せて、地場企業優先としていた条件も外す形となるが、市財務部は「地場企業の参加を阻害するものではない」としている。

 入札への参加申請がJV1組にとどまったことから、市内部ではこの1組と随意契約を結ぶ可能性や、総事業費の増額も視野に検討してきたが、参加条件を見直すことで入札を申請しやすい環境整備を図る。

 契約締結議案は9月の第3回定例市議会に提出したい考え。

提供 - 函館新聞社


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