巨大船進水 函館どつく本年度3隻目
update 2013/8/7 10:16
函館どつく(函館市弁天町)で6日、本年度3隻目の新造船「ホッカイドウ・バルカー」(1万9850トン)の進水式が行われた。市民約400人が見守る中、巨大な船体が海面に滑り降りていった。
新造船はデンマークの海運会社「オタメイ・シッピング」が発注した全長175・5b、幅29・4bの木材兼ばら積貨物船。函館どつくが独自に開発した幅の広さと浅い喫水が特徴の船倉ボックス型。6月から建造をはじめ、10月上旬の完成、引き渡しを予定している。
進水式では船首のくす玉が割られ、船体が勢いよく海に向かうと大きな歓声が上がった。市内の絵手紙講師、北出喜代彦さん(75)は進水式の様子をスケッチブックに収めた。「この光景は函館の宝。絵手紙に描き、全国の仲間に伝えたい」と話していた。
同社では年6隻ペースで建造を進めており、本年度は残り3隻を建造する予定。受注残は2016年度まであるという。
提供 - 函館新聞社
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