福島の現状など語る うつくしま復興大使来函
update 2013/8/7 10:15
東日本大震災と原発事故に見舞われた福島県から、復興支援への感謝の気持ちを伝える「うつくしま復興大使」を務める中高生らが6日、函館市役所を訪れた。震災後2年5カ月となる同県の現状とこれからの希望を語った。
復興大使は、同県で日刊紙を発行する福島民報社(福島市)が昨年度から取り組む。本年度は同県全59市町村の70人が大使に選ばれ、3日から同県とゆかりのある全都道府県の自治体などを訪問している。
函館を訪れたのは会津美里町、佐藤幹さん(66)=会津本郷焼窯元=、大熊町、佐藤真喜子さん(15)=相馬高校1年=、会津坂下町、伊藤未紀さん(13)=会津学鳳中学校2年=と同社関係者。
工藤寿樹市長は7月に同県浪江町や南相馬市を訪問したことに触れ、「大変な状況を改めて理解した。福島の現状を発信することを終わらせてはならない」と述べた。
現在、南相馬市に住み、これまで年齢制限のために立ち入ることができなかった大熊町の自宅を近く訪れるという佐藤真喜子さんは「福島は復興に向かっていると感じている。北海道にも多くの避難者を受け入れてくれたことに感謝している」などと話していた。
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