港まつり開幕、青森ねぶた 函館の海に現る
update 2013/8/2 10:04
開港154周年記念函館港まつりが1日、開幕した。午後から晴れ間が広がったこともあり、市内各地はイベントで盛り上がり、初日のメーン「青森ねぶた海上運行」では、大勢の来場者が美しさと迫力に圧倒された。
「青森ねぶた海上運行」(函館市主催)は午後7時に西ふ頭を出発。青森市役所職員による華やかなおはやしと、雄々しいねぶたに来場者から歓声と拍手が上がった。
来函したのは、青森県のねぶた師、内山龍星さん作の「鍾馗(しょうき)」。悪鬼を退治する守り神で、横7b、奥行き6b、高さ4・5b。東日本大震災からの復興を願い、製作された。千歳市から訪れた渡利和哉さん(50)は「函館での海上運行は最初で最後と聞いたので楽しみにして来た。天気もくずれなかったので良かった」と話していた。
青函両市は「青函ツインシティ」で提携した1989年に以降、青森ねぶた祭と函館港まつりで相互交流している。2016年3月の北海道新幹線開業に伴い、さらに親交を深めようと海上運行を実施した。
ねぶたの海上運行に合わせ、花火も打ち上がり、函館港を鮮やかに彩った。函館市山の手の小沼政子さん(65)は「青森からわざわざ来てくれてとてもうれしい。おはやしもすてきで、感動しました」と満面の笑みを浮かべていた。
港まつりは、2、3の両日はワッショイはこだて、4日は函館ペリーボート競漕、5日は函館港おどり・いか踊り大会などが開かれる。
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