甘い「味来」いかが 特産トウモロコシ販売始まる

update 2013/7/31 10:19


 【福島】糖度が高く生食でもおいしい町特産のトウモロコシ「味来(みらい)」(1本150円)が町内で販売され始めた。“メロンよりも甘みが強い”と言われ、フルーツ感覚でも楽しめると人気だ。とうもろこし味来生産組合の佐藤孝男会長(66)は「これから暖かさが増すとますます甘くなる。ぜひご賞味を」とPRする。

 味来は普通のトウモロコシに比べ小ぶりなものの糖度が15〜20度と高く、粒の皮も柔らかいことからゆでても、生でも食べられる。

 町内では2010年に、森町の農園から指導を受けて6000本の試験栽培を開始。年々、生産数を拡大し、今年は農家11軒で4月下旬から植え付けを行い、1万6200本に達した。7月23日から販売を始め、町内の小中学校の給食にも提供された。

 町役場農林課によると、時期が近付くと味来に関する問い合わせも多数寄せられる。町内だけにとどまらず、近隣町からも買い求める客が多くなっているといい、人気商品のため売り切れる日も珍しくないという。直売所の営業は毎週火〜金曜日の正午から午後4時までで、町内で日曜日に開かれている「どすこい朝市」にも並ぶという。

 昨年は害虫被害に見舞われ、今年は天候不良の影響で半月ほど収穫が遅れたというが、「出来は上々」と佐藤会長。30日現在で糖度は18度となっている。9月上旬まで楽しめるという。問い合わせは同課(TEL0139・47・3002)へ。

提供 - 函館新聞社


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