真夏の稲刈り 道南農試 品種開発用、温室で栽培

update 2013/7/30 10:13


 【北斗】道総研道南農試(北斗市本町)で29日、コメの品種をより早く開発するための稲刈りが行われた。

 同農試は道内で唯一、大規模な専用温室で水稲の世代促進栽培に取り組む。  この日は、10eに112組み合わせある稲をバインダーで収穫後、束ねて干した。

 中央農試(岩見沢市)と上川農試(上川管内比布町)で交配、栽培した稲の種子を、道南農試で4月に乾田直播(かんでんちょくはん)。収穫、脱穀を経て8月に別の温室に種まきし、11月に収穫。この種子を中央、上川両農試に戻し、来春から選抜試験が始まる。

 道南農試の宗形(むねかた)信也主査は「現在、道総研の水稲品種開発の材料のほとんどがここを経由して育成されており、確実に1年早められるのがメリット」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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