大沼湖水まつり開幕

update 2013/7/28 10:19


 【七飯】第104回大沼湖水まつり(七飯大沼国際観光コンベンション協会主催)が27日、大沼国定公園広場で開幕した。水難者や先祖供養のための慰霊祭が営まれ、夜の湖畔に約800の供養灯ろうが浮かんだ。

 まつりは1906年、景雲寺の住職が水難者供養をするために灯ろうを大沼の湖面に浮かべて法要を営んだのが始まり。毎年、約1500もの灯ろうが湖面に浮かぶ光景は夏の大沼の風物詩となっている。

 この日は慰霊祭に先立ち、大沼国際交流プラザ前から約100人が灯ろう行列をつくり、同広場まで練り歩いた。行列には中宮安一町長や前田一男衆院議員らが参加。中宮町長は「GLAYのコンサートと重なったが、これだけの方に来ていただいたことに感謝したい」とあいさつ。同協会の渡辺邦浩会長は「灯ろうが湖に浮かんだ姿はとてもきれい。大沼を楽しんでほしい」と述べた。

 慰霊祭では地元寺院の住職による読経の中、参加者が先祖や水難者を弔う灯ろうを湖面に浮かべ、静かに手を合わせた。

 まつり最終日の28日は魚のつかみ取り大会やステージライブなどが予定されている。午後7時から灯ろう流しを行い、午後8時開始の花火大会でまつりはフィナーレを迎える。

提供 - 函館新聞社


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