アサヒ商会、比に進出
update 2013/7/28 10:19
全国各地で給油所を展開するアサヒ商会(函館市東山町、斉藤清人社長)は27日、フィリピンの燃料小売大手のファースト・オート・LPGガスホールディングス(HD)と業務提携を結んだ。両社は現地に合弁企業を設立し、10月にフィリピン・セブ島に1号店を出店する計画だ。同社にとって初の海外進出で、同国を手始めに海外展開を加速させる考え。
アサヒ商会は、1946年創業の石油製品小売業。ほかに道内5カ所でゴルフ場を経営する。給油所は、函館エリアの7店をはじめ、道内や青森、東北、関東、東海、九州、四国エリアに店舗のネットワークを広げている。
同社は3年ほど前から日本貿易振興機構(ジェトロ)を通じ、海外市場のリサーチと提携先を探しをしてきた。初の海外進出のパートナーとなる同HDは、セブ島を中心に同国内で約20店舗のGSを経営する地元の有力企業。
現地では「ファースト・アサヒ」の名前で出店。アサヒ商会は日本式の経営やサービス、他店舗展開のノウハウを提供。日本から社員を派遣し、指導にあたる。
アサヒ商会本社で同日開かれた調印式には斉藤社長と同HDのヘクター・アルマリオ最高経営責任者(CEO)が出席。それぞれ署名し握手を交わした。斉藤社長は「海外展開の大事な第一歩。フィリピンでは今後2、3年で5、6店舗に増やす」と述べ、海外進出を加速させていく考えを示した。ヘクターCEOは「日本のスタイルを学び、一緒に事業を拡大してきたい」と話した。
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