岡田さんリサイタル 550人魅了
update 2013/7/27 10:00
函館出身のピアニスト岡田奏さん(22)=パリ在住=のリサイタル(河合楽器製作所主催)が26日、市芸術ホールで開かれた。岡田さんは海外で磨いた技術を存分に発揮し、550人を魅了した。
岡田さんは函館本通中卒業後にパリ国立高等音楽院に入り、今年6月に修士課程を修了。同2月に第12回ピアノ・キャンバス国際コンクールで優勝したほか、5月にはエリザベート王妃国際音楽コンクールでセミファイナルに進むなど、活躍している。地元での演奏は「ずっと楽しみにしていた」という。
プログラムはいずれも同コンクールで選曲した作品。ラモーの「ソローニュのひなどり」を軽快に奏でると、ラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲 作品42」では、力強く、繊細なタッチで鮮やかなハーモニーを引き出した。
続く現代作曲家デュティユーの「ピアノソナタ第3楽章コラールと変奏曲」では、ジャズのリズムやフランス音楽独特の優雅さを余すことなく表現。会場では万雷の拍手とともに「ブラボー!」も聴かれた。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。