7機関・団体が連携確認 青函トンネル総合防災訓練

update 2013/7/23 10:11


 JR北海道函館支社は22日、列車火災を想定した青函トンネル総合防災訓練を津軽今別駅(青森)で行った。警察や消防団など、7つの関係機関・団体から約150人が参加し、協力体制の強化に励んだ。  今回が52回目の訓練で、同駅では2009年以来。訓練では、函館発青森行き臨時列車(6両編成)が青函トンネル内で4号車のデッキから出火し、消火設備のある津軽今別駅で停車、2人のけが人を想定した。

 煙を発見した車掌がSOSボタンを押し、乗客を安全な車両まで誘導。初期消火不能と判断し、同駅では消防団が放水、警官らはけが人を担架で搬送した。また、現場検証や現地対策本部での情報収集も行い、各機関の連携を図っていた。

 講評で同支社の鈴木理夫次長は「速やかな判断と避難誘導など、訓練はスムーズだった。新幹線開業に向けて、ますます重要になる場所なので、一丸となって安全確保に努めたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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