比例も自民手堅く…参院選
update 2013/7/23 10:11
参院選比例代表での、各政党の得票数(政党名と候補者名の合算)が確定した。自民党は渡島・桧山管内で2010年の前回から約1万2700票上積みして6万2296票を獲得、道南でも得票第1党となり、全国的な大勝を後押しした。一方で民主党は前回から大幅に得票を減らし、共産党や第三極に自民批判票が分散したことがうかがえる。
自民は大票田の函館で3万2312票を獲得したほか全市町で前回を上回り、道内を地盤とする橋本聖子氏は3900票余りを得て当選に結び付けた。ただ、選挙区で当選した伊達忠一氏の得票からは道南全体で約1万4000票少ない。
民主は函館で2万1889票と、前回から半分以上得票を減らした。前回は、選挙区と比例に候補を擁立しなかった新党大地との選挙協力に加え、現函館市議の板倉一幸氏を擁立したことで得票数を維持した。今回は、大地が選挙区、比例ともに独自候補を立てたことに加え、みんなの党や日本維新の会などに自民批判票が散らばった。
公明は前回から約3400票減らしたが、手堅く2万9738票を獲得。このうち、全体の約65%となる1万9258票は、同党が北海道・東北重点候補と位置付けた若松謙維(かねしげ)氏への個人票。候補者名の得票が当落を左右する参院比例代表のシステムが浸透している一方、前回当選した横山信一氏の得票からは6割弱にとどまった。
共産党は道南全体で2万715票と躍進。函館でも前回から4200票上積みし、選挙区での当選など全国的な党勢拡大を後押しした。新党大地は1万6315票で、一定の支持層の存在を裏付けている。みんなの党は1万1183票にとどまり、前回から8700票の減。
また、選挙区に候補者を立てなかった日本維新の会は1万票余りを獲得。個人票では元プロレスラーのアントニオ猪木氏に867票、現職の中山恭子氏に440票と集中した。社民党や生活の党、みどりの風、緑の党は脱原発を掲げたが、道南では知名度不足から得票が伸びなかった。
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