天然マコンブ漁始まる
update 2013/7/22 10:09
函館市南茅部地区の天然マコンブ漁が、解禁から4日後の21日に始まった。不漁見通しで、浜では「厳しい年になる」との声が強い。
南かやべ漁協(鎌田光夫組合長)のトップを切ったのは尾札部支所。初漁は午前5時〜同7時半。前浜に200隻以上の磯舟が一斉に繰り出し、「マッカ」という先が二股に割れた漁具で根元をねじり取った。漁港に戻り、軽トラックへ積み込んで自宅などの干し場に運んだ。
初日はまずまずの水揚げだったが、尾札部町の杉林信行さん(37)は「今年はあと3、4日採取したら、その後は水揚げがないかもしれない。来年は順調にいけば、量はあると思う」と話した。
日本一の品質で知られる「白口浜真昆布」は、献上昆布と称される。
道総研函館水試(湯川町)の赤池章一研究主幹は不漁の理由について、@昨秋の高水温の影響で、コンブが枯れて流されたA大量に繁茂した雑海藻が場所を占有し、コンブの着生を阻害B今年が不漁年に当たる―ことを指摘している。
提供 - 函館新聞社
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