猛暑で野菜高値 家計圧迫 大手スーパー、セール展開

update 2013/7/19 09:47


 7月に入ってからの猛暑で全国的に野菜が品薄状態となっている。道内でも野菜の高値が続き、市民の暮らしを圧迫していることから、大手スーパーでは野菜のセールを開始した。道内産野菜が本州に出荷されており、各店ではセール終了後、本州産、道内産とも高めの価格になると予想。消費者も価格の推移を注意深く見守っている。

 ダイエー(東京)は18日、「野菜大放出セール」を開始した。14、15の両日に関東地区120店舗で展開したが、全国的に高値が続いたことから、全国約290店舗でセール実施に踏み切った。

 ダイエー上磯店(北斗市七重浜)では21日までの4日間、日替わりで約30品目を前週の平均価格に比べ、1〜5割安く提供する。

 この日はキャベツ1玉を98円、ブロッコリーも1株98円で販売。開店から買い物客が野菜コーナーに殺到し、従業員が次々と店頭に補充していった。清水保孝店長は「道内産の本州への出荷で、道内産が値上がりするか気がかり」と不安げな表情。

 イトーヨーカドー函館店(函館市美原)では17日から19日まで高値野菜を中心としたセールを展開。17日はジャガイモ1個、ニンジン1本をそれぞれ17円で提供するなどして集客を図った。同店の担当者は「商品をかき集めるのが大変。早く価格が落ちつけば」と話した。

 ダイエー上磯店を訪れた厚沢部町の70代の主婦は「毎日食べるものなので、セールで値段が安くなるのはうれしい」。函館市内の30代の主婦は「高値の時はカットしたものやパックに入った野菜を買って家計に影響を与えないように工夫している。高値がいつまで続くのか心配」と気をもんでいた。

提供 - 函館新聞社


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