地震・津波想定し1500人避難、亀田地区近隣7校・園が合同訓練

update 2013/7/17 09:58


 亀田地区近隣の保育園、幼稚園、小・中・高校の7校は16日、地域避難訓練を初めて行った。参加者約1500人は真剣な表情で訓練に臨み、非常時の態勢を確認した。

 東日本大震災を受け、駅前五稜郭保育園、若葉幼稚園、亀田小、桐花中、大川中、函館盲学校、清尚学院高校の7校が合同で初めて実施。訓練は震度6の地震が発生し、津波警報が発令されたと想定。参加者は避難先に指定された3校の最上階を小走りで目指した。

 このうち、亀田小学校(後藤愼一校長)には若葉幼稚園、大川中学校、函館盲学校の児童生徒ら約600人が集まった。9時45分に各校でサイレンが鳴らされると、亀田小の児童はグラウンドへ一時避難し、その後3階へ移動。大川中の生徒は園児と手をつないで逃げ、27分で全員の避難を完了した。

 亀田小には亀田本町第五町会と富岡一丁目町会の町会員も子どもたちの見守りとして参加し、「地域で災害の恐ろしさや災害時の行動を知ることができ、合同訓練はいい取り組み」と町会員。後藤校長は「みんな真剣に取り組み、落ち着いて行動できていた。避難場所など今回得た課題をもとに、今後の訓練を考えていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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