市功労者に石黒、森氏

update 2013/7/17 09:57


 函館市は16日、2013年の市功労者に函館物産協会前会長の石黒義男氏(67)と、戸井漁業協同組合代表理事組合長の森祐氏(66)の2人が決まったと発表した。表彰式は8月1日午前10時から、市民会館小ホールで開かれる。

 石黒氏は株式会社布目の社長を務めながら、物産協会の理事、副会長、会長を歴任し今年5月から顧問。全国の百貨店との連携を強めて地域産品の販路拡大を図り、同協会の売上高を10億円台前半から20億円規模へと拡大。2010年には函館国際観光コンベンション協会副会長に就くなど、地域経済と観光振興の発展に貢献した。

 森氏は1972年から漁業に従事。88年に戸井西部漁協監事に就任後、2001年には小安漁協と合併した戸井漁協の代表監事に就き、組合財務の健全化に尽力した。07年からは戸井漁協組合長として、コンブ造成漁場の拡充や養殖施設の整備に取り組みながら、資源管理型の漁業を推し進めるなど、地元水産業の振興に貢献した。

 市功労者表彰は1939(昭和14)年から始まり、今年で65回目。市の産業経済や保健福祉、防災などに長年にわたり貢献した公益功労者が対象となる。4日に表彰審議委員会を開いて受賞者を決定した。受賞者は2人を加え、個人612人、10団体となる。

提供 - 函館新聞社


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