函水高生らが新島襄の寸劇熱演
update 2013/7/15 12:31
函館水産高(三ッ石茂之校長、生徒470人)の生徒5人と卒業生2人が14日、函館から渡米した新島襄(同志社大創立者)の海外渡航の地碑前で、寸劇「新島襄と仲間たち」を演じた。今年で7回目となり、志を達成することの大切さを訴えた。
西部地区(弁天地区)の活性化に取り組む笑福七福神祭実行委員会(井上清美委員長)が主催、海の日記念祈願祭の一環。
寸劇には、初めて卒業生の小島祥さん(20)=函館臨床福祉専門学校1年=と、谷孟到(たけゆき)さん(19)=同2年=が出演。生徒は1年の米光春香さん(16)、武石彩乃さん(15)、石亀伶君(15)、3年の石山光君(17)、伊藤佑貴君(17)。
別れの杯、逃避行、再会の3幕。再会では、新島夫妻が1887(明治20)年に北海道旅行で函館に立ち寄り、碑に刻まれている漢詩「男児志を決して千里を馳す…」を声高らかに朗詠したほか、妻八重が幼なじみの日向ユキと会うシーンを再現した。
米光さんは「八重を演じることができて、うれしかった」と話した。福島県伊達市から旅行で訪れ、寸劇を見た社会福祉士の大泉真哉さん(34)は「NHK大河ドラマ『八重の桜』効果で福島も盛り上がっており、生徒が頑張っている姿を見て感動した」と笑顔を見せた。
寸劇後、函館漁港で祈願祭を開き、神事に続いて生徒4人と卒業生3人が七福神に扮(ふん)して木造和船「七福神丸」に乗船。港内をパレード後、紅白餅500個をまき、海上安全と大漁を祈った。
三ッ石校長は「市民権を得つつあるので、活動を継承したい」と話していた。
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