3連休 支持固め奔走【参院選2013】
update 2013/7/14 10:03
参院選は21日の投開票に向けて折り返し地点を過ぎた。道南の各政党も13〜15日の3連休をフルに生かし、道選挙区(改選数2)と比例代表での党勢拡大を目指して、支持拡大に奔走している。
道選挙区に出馬しているのは、民主党現職の小川勝也氏(50)、幸福実現党新人の森山佳則氏(46)、自民党現職の伊達忠一氏(74)、共産党新人の森英士氏(35)、みんなの党新人の安住太伸氏(43)、新党大地新人の浅野貴博氏(35)の6人。
民主党は13日、比例代表候補の佐々木隆博氏(64)が道南入り。14、15両日は党の政策連絡車で逢坂誠二前衆院議員や道議らが活動する。党道8区総支部の道畑克雄幹事長は「世論調査の結果を見ても、厳しい状況に変わりはない。支持組織や各議員の後援会を固め、投票棄権防止を含めて働き掛けたい」と話す。
自民党は、党道8区支部長の前田一男衆院議員が13日、管内を回り街頭演説。いったん上京したが、14日には道南に戻り、14、15日も各地で街頭演説を展開する予定だ。前田支部長は「まだまだ厳しい戦い。投票までのこれから1週間が大切。議席獲得に向け伊達氏と自民党の政策を訴えていく」と語った。
共産党は15日に市内で街頭宣伝を行って支持を訴える。また党員数百人体制で連日、電話での投票を呼び掛け、6月の都議選で議席を倍増させた勢いそのままに議席獲得を目指す。高橋佳大党函館地区委員長は「ここ10年で最高の盛り上がり。政党間の力関係を変えられるという自信を持っている」と手応え。
みんなの党は、道南担当の牧野喜代志副幹事長が13日に奥尻町入り。ポスター貼りとともに安住氏への支持を訴えた。14、15日はインターネットでの呼びかけを強める考え。牧野氏は「民主党にあと一歩のところまで迫っており、感触はいい。若年層への投票を呼び掛ける取り組みなども仕掛けていく」と話す。
新党大地は浅野氏が13日に道南入りしたほか、3連休後の16日にも本隊カーが道南に入る予定。同党函館支部は「TPP(環太平洋連携協定)への反対姿勢が受け入れられている。熱烈な支持者は多いが、投票率が下がれば他党の上昇を許すことになる。改めて投票を呼び掛けていきたい」とする。
また、森山氏陣営も支持者への働き掛けを強めている。
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