献血が人の命救う 血液センター北斗大野中で出前授業

update 2013/7/5 10:41


 【北斗】北海道赤十字血液センター函館事業所(函館センター、木下透所長)は4日、若年層対策の出前授業「献血セミナー」の第一弾を、北斗大野中学校(齋藤康夫校長、生徒281人)で行った。映像や講演を通じ、3年生114人が命の大切さを学んだ。

 学校で献血に触れ合う機会を増やそうと、本年度から小中高生を対象にセミナーを始めた。10代で献血を経験すると、2回目以降につながる確率が高いという。この日は保村毅事業課長と斉藤介男若年層対策担当官が訪れた。

 初めに、輸血用の血液を「アンパンマンのエキス」と呼んでいた小児がんの子どものテレビ番組を紹介。

 続いて斉藤さんが血液や輸血医療について講演。血液の有効期限が赤血球が21日間、血小板が4日間と長期保存できないことを強調したほか、10〜20代の献血者が2002年度が218万人だったのに対し、11年度が132万人となり「40%減少し、かなり深刻な状況」と説明した。

 高校生は16歳になると献血(全血200_g)が可能なため「16歳になったら人の命を救えることを考えて」と呼び掛けた。

 木下莉緒さん(15)は「実感がなくても、血液を必要としている人がいることが分かった」と話した。18日に函館千代田小、23日に函館西高でも行う。問い合わせは函館センター(TEL0138・56・2218)へ。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです