青函連携の酒 完成祝う
update 2013/7/2 10:13
函館市の料理人らでつくる「クラブガストロノミーバリアドス」(ガスバリ、深谷宏治代表)が復刻させた銘柄米「マツマエ」を使い、青森県弘前市の六花酒造(北村裕志社長)が作った日本酒「ガスバリ2013」の完成を祝う会が1日、レストラン・バスク(函館市松陰町)で開かれた。函館、弘前両市の商工会議所、観光コンベンション協会などから約30人が出席、3年後の北海道新幹線開業を控え、青函の連携で完成した酒の誕生を喜んだ。
マツマエは1970年代に道南で盛んに作付けされていたが、味や気候耐性に優れる新品種の登場により91年に生産を終えた。
地場食材の研究などを行うガスバリは新たな食材を求める中、マツマエの特徴である粘りの少なさに着目。2011年に「しみず農園」(北斗市)の協力で栽培し、会員の店でパエリアやチャーハンとして提供していた。
12年5月、ガスバリは函館に訪れた弘前の蔵元関係者にマツマエを使用した日本酒作りを持ちかけ、六花酒造が今年1月に仕込みを開始。900`のマツマエを使い、白神山地系地下伏流水で仕込んだ特別純米酒が完成した。北村社長は「どこに出しても恥ずかしくない。函館の地酒として全国に知れわたるよう頑張っていきたい」、深谷代表は「函館と弘前は兄弟のようなもの。今後も球の投げ合いをして連携を深めていきたい」と意気込んでいる。
ガスバリ2013(720_g)は1575円。ワインショップ・ワダ(函館市本町7)、ノイフランク(同市駒場町7)、こなひき小屋(七飯町本町4)で販売する(600本限定)。このほか、ガスバリ会員の店でも提供される。
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