丸井今井前5年連続下落 13年路線価
update 2013/7/2 10:12
札幌国税局は1日、相続税や贈与税の課税基準となる2013年1月1日現在の路線価を発表した。函館税務署管内の最高路線価(1平方b)は函館市本町、道道函館南茅部線通りの丸井今井函館店前で、前年比3・2%(5000円)減の15万円と5年連続の下落となった。下落率は前年よりも10・7ポイント縮小し、下げ止まり傾向が見られる。
道内30税務署管内の最高路線価は、札幌中央、札幌北の2署で前年より上昇し、札幌南など7署で横ばい。函館、八雲、江差を含む21署で前年を下回った。道内約1万6600地点で調査し、下落率の平均値は2・3%と前年より1・6ポイント改善した。
江差税務署管内の最高路線価は、江差町本町の道道江差停車場線通り(五勝手屋本舗前)の2万8000円で、下落率は9・7%。八雲税務署管内は、八雲町本町の道道八雲北桧山線通り(渡島信金八雲支店前)の3万1000円で、下落率は3・1%だった。
丸井今井前は前年、道内2番目の下落率だったが、今年は大幅に縮小。市内新川町の不動産鑑定士、景澤周平さん(景澤不動産鑑定事務所)は「現状は基本的に変わっていない。10%台の下落が続いてきたので価格が底を打ってきた」と指摘。
一方で「外部資本が2016年3月開業予定の北海道新幹線や市の中心市街地活性化策に対して様子見をしている状況。少しでも動きが出れば呼び水となって横ばいもしくは上昇する可能性もある」と期待感も口にする。
道内の最高路線価は札幌中央税務署管内の札幌市中央区北5西3、道道札幌停車場線通り(札幌ステラプレイス前)で256万円で、8年連続で最高。
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