大沼の新たな交流場に 空き店舗活用「小昼庵」きょうオープン

update 2013/6/28 10:05


 【七飯】JR大沼公園駅近くに28日、空き店舗を活用したコミュニティスペース「小昼庵(こびりあん)」がオープンする。運営する大沼・駒ケ岳ふるさとづくりセンターは「地元住民が立ち寄った観光客にお勧めスポットを紹介するなど、新たな交流が生まれる場になれば」と意気込んでいる。

 地域活性化を目的とした総務省の「過疎集落等自立再生緊急対策事業」の一環。事業運営は同センターが担う。「小昼庵」の名前は地元で農作業中に休憩することを「こびり」と呼ぶことから、「地域の人が集まって『こびる』空間になることを願って」(同センター)付けられた。

 同スペースは商店として使われていた空き店舗を活用。木材がふんだんに使われている内装を生かしたまま、新たに木製の棚を設置。棚には大沼や小沼、蓴菜(じゅんさい)沼をイメージした円形の意匠が施された。イスやテーブルの準備も整い、気軽な会話を楽しめる空間に。今後は地元の野菜や周辺町の特産品の販売を予定する。

 同センターは「地域の高齢者が家から出て、このスペースで『こびる』ことが理想。長いスパンで使ってもらえる施設になれば」としている。利用時間は午前9時〜午後5時。定休日は月・火。

提供 - 函館新聞社


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