摩周丸の市移管10年で23日にイベント
update 2013/6/20 10:10
函館市青函連絡船記念館摩周丸を管理・運営するNPO法人語りつぐ青函連絡船の会(木村一郎理事長)は、同館が市に移管して10年を迎えたことを記念し、コンパス甲板(4階屋上)に函館港の歴史などを紹介する風景画を展示する。23日は披露式と、全国で船舶を博物館としている施設の関係者が集まり、活動報告会を開く。
同法人はさまざまな資料展示を通じ、観光客や修学旅行生に、青函連絡船の歴史、文化を伝えてきた。さらに多くの世代に、館を観光スポットとして利用してもらおうと、函館港上に広がる西部地区、函館山の景色を楽めるように、コンパス甲板の整備を決めた。
この案を同法人の白井朝子副理事長が、交友のある音楽評論家の湯川れい子さんに相談したところ、湯川さんがコンパス甲板からの景色を「はこだてロマンティック・ビュー」と命名。さらに、函館出身の日本画家、柴田香代子さんが、函館港の歴史を紹介するエッチング(銅版画)6枚を制作。23日は午後1時から、湯川さん、柴田さんらによる披露式を行う。白井さんは「函館山、五稜郭タワーに続き、陸、海、空から函館を楽しめるビューポイントがそろうと思う。エッチングには開港当時の風景もあり、今昔の対比を楽しんでほしい」と話している。
午後1時半から同3時までは、3階サロンで「日本の保存船プレゼンテーション・セッション」(日本フローティングシップ協会との共催)を開く。氷川丸(横浜)など保存船の施設概要や事業についてなどが発表され、湯川さん、JR東海の須田寛相談役が質問し、感想を述べる。
参加には入館料(大人500円など)が必要。問い合わせは摩周丸(電話0138・27・2500)へ。
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