ピアニスト・高さんが初のソロアルバム販売
update 2013/6/20 10:10
函館のピアニスト高実希子さん(29)と音楽仲間のバイオリニスト、田代裕貴さん(29)が出演するコンサート(高実希子meets実行委主催)が7月4日午後7時から、市芸術ホールで開かれる。なじみ深い名曲から難曲まで11曲を演奏。念願だった高さんの初のソロアルバムも販売する。
函館出身の高さんは、桐朋女子高校音楽科で千葉県出身の田代さんと出会い、桐朋学園大音楽学部までの約5年半、田代さんのピアノ伴奏を務めた。高さんがパリ国立高等音楽院に、田代さんがロンドンの王立音楽大学大学院へ進んでからも、現地で交流を重ねた。
2008年の帰国後、函館を拠点に活動する高さんは、デュオやトリオ演奏にも取り組もうと、昨年初めて田代さんと同ホールで演奏会を開催。今年からは実行委を立ち上げ、年1回は海外で活躍する演奏家を招いていきたいという。
当日は、「タイスの瞑想(めいそう)曲」や「月の光」などの人気曲に加え、バイオリン曲の最高傑作とされるラベルの「ツィガーヌ」、フランクの「ヴァイオリンソナタ イ長調」を2人で演奏。高さんによるリストの「ラ・カンパネラ」、ショパンの「幻想即興曲」の独奏もある。
また高さんは、留学を経て演奏経験を重ねた自身の音楽性を形に残そうとアルバムを作ることにし、5月下旬、ショパンやリスト、ドビュッシーの人気曲など10曲を収録。演奏会場で並べ、最後にサイン会も行う。
田代さんは現在、スウェーデンのイェーテボリオペラ管弦楽団の第2バイオリンの首席奏者として活躍しており、高さんは「才能ある彼女と演奏が楽しみ。2つの楽器のいろんな可能性を味わってもらえれば」と呼び掛けている。
チケットは一般2000円、学生1000円(当日各500円増、小学生まで無料)。アルバムは2000円。問い合わせは実行委(電話0138・54・4337)へ。
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