2玉5万円 上品な甘み…さぶりメロン初競り

update 2013/6/19 10:05


 道南の新ブランド「さぶりメロン」の初競りが18日、函館市青果物地方卸売市場(西桔梗町)であり、森町産4ケース(1ケース2玉入り)が並び、特秀2玉5万円の最高値が付いた。

 入荷したのは、森町白川の中澤秀樹さん(37)がハウス栽培した赤肉「ルピアレッド」。「日照不足と低温の影響で生育が遅れたが、その後に盛り返した。昼夜の寒暖差があったので、いつにも増して糖度が高い」と中澤さん。

 午前7時半の競り開始と同時に、仲卸の鳴海青果(西桔梗町)が落札。ほかの3ケースも秀2玉2万円の値が付いた。若山大樹さん(30)は「全道でも知名度が低いので、夕張メロンの競り値に近づくようなブランドに育ってほしい」と期待を込めた。早速、市内の店頭に並んだ。

 JA新はこだてによると、同名での販売は6年目。厚沢部、森両町の計22戸が生産する赤肉メロンのうち、糖度15度以上、ネットの張り具合が良く1玉の重量1・9〜2・1`が、さぶりとなる。上品な甘みと果汁感があり、贈答用などに人気。森が7月下旬まで、厚沢部が8月下旬〜10月下旬と長期間出荷する。

提供 - 函館新聞社


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