学生ら食材の魅力学ぶ
update 2013/6/9 10:10
【七飯】函館短大付設調理製菓専門学校(野又淳司校長)は8日、西洋料理を学ぶ授業の一環として、北大北方生物圏フィールド科学センター七飯淡水実験所(山羽悦郎所長)を見学した。高級キャビアが採れるチョウザメの研究拠点で、学生たちが食材の魅力を学んだ。
同所での見学会は初めてで、調理師科の学生11人と教職員6人の計17人が訪れた。チョウザメの人工ふ化研究に打ち込む足立伸次教授の案内で、4月下旬に函館市尾札部沖で、2010年に北斗市七重浜で、それぞれ捕獲された希少種ダウリアチョウザメを飼育する水槽などを見て回った。
オオチョウザメとコチョウザメの雑種であるベステルを飼育しており、足立教授は「キャビア生産を北海道の産業にしたい」と意気込んだ。
見学後、学生たちは用意したキャビアをロシアのパンケーキ「カーシュ」にのせて試食。佐藤貢平さん(18)は「チョウザメは生まれたときに比べ、成長すると全然違っていて驚いた。キャビアは思ったより塩辛かった」と話し、野又校長は「料理は食材が大事。食べるだけでは魅力が分からないので、飼育の現場が見られて良かった」と手応えを感じていた。
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