函館―三沢線の運航承認…HAC経営検討委

update 2013/6/7 10:09


 北海道エアシステム(HAC)経営検討委員会(委員長・山谷吉宏副知事)が6日、道庁で開かれ、同社が検討していた函館―青森県三沢線の8月からの運航を承認した。これを受けて同社は10日から予約の受け付けを開始する。

 現在6往復している丘珠―函館線のうち、昼間の1便を三沢まで延伸し、丘珠―函館―三沢間を1往復する運航体制とする。7月から就航する丘珠―三沢線の直行便と合わせて、道内と三沢を結ぶのは2路線となる。

 この日開かれた委員会には同社の田村千裕社長が出席し、函館―三沢線を開設した経緯や収支見通しなどを説明し、「増収が見込める路線」と運航に理解を求めた。委員からは収支や利用見込みなどの質問が出たが、異論はなく、同社の運航計画を了承した。山谷副知事はHAC側に「三沢市、八戸市側との連携が重要なので最優先と捉え取り組んでほしい」と述べた。

 運航期間は8月1日から11月30日までの4カ月としているが、実績をみて12月以降の運航も判断する。4カ月で計約1400万円の増収を見込んでいる。

 田村社長は「青函圏のますますの発展につながることを期待している」と述べた。

 函館―三沢線は函館市や函館商工会議所、地元選出道議らがHACや道に働きかけてきた。道議会で取り上げた志賀谷隆氏(公明党)は「三沢は水産加工の需要が回復した八戸市に近く、函館にも出身者が多いことから、ビジネス関係や通常の利用客が見込める」と説明する。

 同路線の運賃は片道1万3000円(普通運賃)。

提供 - 函館新聞社


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