青森ねぶたが函館到着
update 2013/6/6 09:53
今夏の函館港まつりに参加する青森ねぶたが5日、函館に到着した。青森市のねぶた師内山龍星さんが制作した、悪鬼を退治する魔よけや厄よけの守り神「鐘馗(しょうき)」を題材とした作品。8月1日に青森市以外で初めて実施する「ねぶたの海上運行」と、同2日のパレードに参加する。
1989年に青森市と締結した青函ツインシティに伴い、隔年で青森ねぶたが港まつりに参加し、今回が13回目。
「鐘馗」は幅7メートル、奥行き6メートル、高さ4・5メートルの中型ねぶた。2体の悪鬼に立ち向かう勇壮な鐘馗の姿を、困難に立ち向かう東北の人々の思いに重ねた作品で、「感謝」「楽しく生きる」といった被災者メッセージも添えられた。今月1、2両日には、福島県福島市で開かれた東日本大震災の鎮魂と復興を祈願する「東北六魂祭(とうほくろっこんさい)」に参加した。
海上運行は青森以外で行われたことのない伝統行事だが、青函両市の友好の証として、特別な計らいで実現することになった。函館では、引き手やおはやしが乗り込んだねぶたを乗せた台船が、西ふ頭から緑の島付近、豊川ふ頭付近を回る計画で、一夜限りの幻想的な雰囲気を演出する。
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