道教委、公立高配置計画案 函館商業流通ビジネス科で1学級減

update 2013/6/5 10:07


 道教委は4日、2014〜16年度の公立高校配置計画案と、14年度の公立特別支援学校配置計画案を公表した。このうち渡島管内の公立高では、16年度に函館商業高全日制、函館工業高定時制で各1学級減とする新計画を盛り込んだ。7月から地域別検討協議会で説明し、9月に正式決定する。

 道教委の推計によると、16年度の道内中学卒業者数は4万5472人で、前年より522人の減。渡島管内は学区別で最多の151人減、特に函館市内は102人の大幅減となる。学級削減は、生徒数減少に加え、学習ニーズや進路動向などを踏まえた措置。

 函館商業高全日制の1学級減は流通ビジネス科2学級が対象で、学校全体では5学級から4学級になる。理由について道教委は「これまで函館稜北高など普通科の高校で定員調整してきたが、職業学科でもその必要が生じた」と説明する。

 函館工業高定時制は、建築科の定員が3年連続で10人未満となり、今後生徒数増加が見込まれないとして3学科3学級から2学級に再編する。

 また、13年度入試の結果、1学級相当の欠員が生じた森高は来年度から3学級で募集。同じく函館中部高定時制も、1学級での募集となる。

 一方、14年度の特別支援学校配置計画案では、七飯養護学校の普通科重度学級が1学級減の2学級に。函館養護学校の普通科重複学級は1学級増え、2学級になる。

提供 - 函館新聞社


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