スルメイカ初水揚げ
update 2013/6/4 10:06
道南スルメイカ漁が始まり、3日早朝、9・8トンの初水揚げがあった。出だしの不漁予測から一転してまずまずの漁獲となり、円安に伴う燃油高に苦しむ漁業者は胸をなで下ろした。函館市内ではスーパーや鮮魚店に並び、待ちわびた市民が初夏の味覚を楽しんだ。
2日夜に松前沖で操業し、水揚げしたのは21隻。函館漁港(入舟町)には午前3時ごろから船が戻り始め、イカをいけすからすくって出荷した。
田原正明さん(53)は「まずまず。型はここ2、3年で最もいい。燃油高が心配だが、何とか採算が取れるのでは。続けて漁に出たい」と声を弾ませた。
市水産物地方卸売市場(豊川町)で初競りがあり、函館魚市場営業1部の小林太史次長が「良いスタートが切れた。水温の上昇とともに、型も量も右肩上がりになれば」と期待を込めた。上場数量は平年並み、サイズは80〜90c、20a前後が多く魚体は例年より大きい。いけすいかは1807キロで、前年並みの1キロ当たり1800〜920円。
はこだて自由市場(新川町)のイカ専門店「富田鮮魚店」では65`を仕入れ、1皿7匹入り1000円で販売。富田貞雄社長は「初日にしては魚体が大きい。朝に食べる刺し身が一番おいしい。待っていた常連客も多い」と話していた。
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