駒ケ岳の登山解禁

update 2013/6/2 10:17


 【森】本年度の駒ケ岳(1131b)登山が1日、解禁となり、大勢の登山客が森町の赤井川登山道から標高900bの「馬の背」までの行程を思い思いのペースで楽しんだ。

 駒ケ岳は1998年以降、火山活動の活発化に伴って入山規制が続いていたが、近年は静穏な状態が続いていることから、2010年に規制が緩和され、制限付きでの入山が可能になった。町農林課によると同年は7891人、昨年は6607人が登山に訪れた。本年度も昨年同様、同町の赤井川登山道からのみ入山が可能となる。

 この日は、解禁を待ちわびた登山客が午前中から訪れ、6合目駐車場はほぼ満杯に。晴天に恵まれたため、登山道の各所から大沼や小沼をはっきりと見通すことができ、眼下の景色を写真に収めながら登山を楽しむ姿が目立った。札幌市から友人と訪れた中原豊司さんは「大沼を『上から』見たのは初めて。素晴らしい景色ですね」と満足げだった。

 登山期間は10月末までの午前9時から午後3時まで(降雪状況により変更の場合あり)。登山道の全域、馬の背地点では携帯各社の携帯電話が利用可能で、6合目駐車場付近にはトイレがある。入山する場合には6合目登山口で届出書を投函しなければならない。町防災交通課は、サイレンが聞こえた場合には直ちに下山することや、大雨や雷などの悪天候時には十分注意することを呼びかけている。問い合わせは同課(TEL01374・7・1282)まで。

提供 - 函館新聞社


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