明治の函館と現代版の写真展示
update 2013/6/2 10:16
函館国際観光コンベンション協会が管理、運営する函館市写真歴史館(元町)で1日、「函館の町並み、今昔」と題した新設展示が始まったことを記念したトークイベントが開かれた。幕末、明治期の写真師、田本研造が撮影した函館の様子を、同じ場所で現代版≠撮影するという企画。市内の写真家、及川雅夫さん(64)が撮影時の苦労や田本の写真について語った。
函館の写真文化に親しんでもらおうと、今回の展示を企画した。写真の日に合わせ、トークイベントを開いた。同館に展示していた田本の写真は25点。及川さんは昨年1月から1年以上をかけて同じ場所を訪ね、同じ構図で撮影を試みた。
展示しているのは明治時代の元町の基坂や英国領事館、函館町会所(旧函館区公会堂)、函館公園など。及川さんの作品を並べ、まちの様子の移り変わりを紹介している。
この日のトークイベントで及川さんは「湯川など場所を特定するのが難航した場所もあったが、地元住民の話を聞いたり、古い地図と照合したりしてようやくポイントを割り出すことができた」と撮影秘話を紹介。また、「田本の時代は記録を残すという重い使命があった」などと語った。
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