北斗市 風疹予防接種に助成
update 2013/6/1 10:19
【北斗】北斗市の高谷寿峰市長は31日、市役所で定例記者会見を開いた。全国的な風疹の流行を受けて、妊娠を希望している19歳以上50歳未満の女性や妊婦の配偶者を対象に予防接種費用の一部を助成する方針を示した。6月中旬に開かれる第2回定例市議会に予防接種委託料467万2000円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提案する。
医療機関に支払う接種費用約1万円のうち、自己負担分3000円を除いた差額分を市が助成する。実施時期は議会議決後の7月1日から来年3月末までとする。
妊婦のワクチン接種は胎児に影響を与える可能性があり、厳禁となっているが、妊娠中に感染すると、赤ちゃんに心疾患や難聴、白内障などの「先天性風疹症候群」が発症する恐れがある。
国は1〜2歳と就学前の1年間の計2回を定期接種と位置付け、接種費用を公費で賄っているが、小学生以上となると自己負担となる。大人を対象とした助成は道内では苫小牧市が5月から先行して実施。渡島、桧山管内ではまだない。
高谷市長は「生まれてくる子どもに障害を残さないよう対策を施す必要があると判断した」と述べた。
一般会計補正予算案にこのほか、政府の地方公務員の給与削減要請に伴い、特別職や教育長、一般職員の給与費計2469万8000円を減額。職員組合との交渉妥結を経て、職員の給与を平均3%引き下げるなどした。
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