オンパク 今年は中止 新幹線開業へ内容見直し
update 2013/6/1 10:18
湯の川温泉を舞台にした体験型イベント「はこだて湯の川温泉泊覧会(オンパク)」の実行委は、8年目の今年のイベントを休止することを決めた。2016年3月に予定している北海道新幹線新函館(仮称)開業に向け企画内容を見直すためで、来年以降の再開を目指す。実行委は「内容を充実させるため、この1年間で企画をしっかりと練り直したい」としている。
オンパクは、函館湯の川温泉旅館協同組合(22施設)でつくる実行委が温泉や地域の魅力を発信しようと、大分県の別府温泉の取り組みを参考にして06年10月にスタートした。
すべてのプログラムに温泉入浴の特典付きで、料理教室やすし職人体験など食に関する企画のほか、まち歩きやランニング、ヨガ、エステ、メークなどの多彩なプログラムを用意。捕れたての朝イカやマグロの解体ショーなどの企画が好評だった。
多い年には約3000人が参加。リピーターも多く、これまで8回の開催で、約1万4000人を集めた。ただ、参加者が集まらずに実施回数を減らした企画もあり、09年にはプログラムの数を約半分に減らすなどして対応。イベントのあり方の見直しを迫らせていた。
実行委は新幹線開業を視野に入れ、内容を充実させるために今年は休止を決断。金道太朗実行委員長(湯の浜ホテル社長)は「観光客や地元客がより楽しめるコースや内容を考え、イベントをバージョンアップさせたい」としている。
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