女性の在宅就業支援…函館市がモデル事業実施へ
update 2013/5/27 10:11
函館市は国の緊急雇用対策事業を活用し、結婚や出産、子育てなどで仕事を中断している女性向けに、在宅で就業できる環境の整備に向けたモデル事業を行う。主にIT関連技術を持つ人材を登録しておくことで、必要な時に技術を生かしてもらう趣向。23日の市議会臨時会で関連議案が可決され、今後、委託事業者を募集する。
今回の事業は、技術を持ちながら仕事を中断している女性がターゲット。子育てや介護などが一段落つき、仕事に出たい時でもフルタイム勤務が困難な場合があるためで、仕事と生活の調和を取る「ワーク・ライフ・バランス」の考え方に基づくもので、女性の多様な働き方を後押しする狙いがある。
具体的には、プログラミングやデータ入力、ウェブデザインなどが自宅でできる人を人材登録しておくことで、必要に応じて仕事ができる環境を整える。市労働課は「首都圏では企業の電話窓口として、在宅型コールセンター業務が盛んに行われている。モデル事業として取り組み、函館での動向を調査したい」とする。
道の補助金で財源を賄い、本年度補正予算で関係経費1290万円を計上。臨時会での議決後、起業後10年以内の市内民間企業を対象に、委託先を公募する。同課は「6月までに事業を開始したい」としている。
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