流山温泉駅の「新幹線」撤去へ
update 2013/5/25 09:46
【七飯】JR北海道は24日、流山温泉駅に展示している東北新幹線として使われた200系車両を、6月末までに解体し、撤去すると発表した。同車両は北海道新幹線が早期に開通することなどを願って、2002年に設置されたもので、同社は「当初の目的だった北海道新幹線の札幌延伸が決定し、一定の役割を終えた」としている。
撤去が決まったのは、同駅前広場に設置されている先頭車両2両とグリーン車1両の計3両。同車両は1981年に製造され、東北新幹線「やまびこ」「あおば」として2001年に現役を退くまでに延べ811万`を走行。02年に流山温泉駅が開業したのに合わせ、第2の人生として静態保存が始まった。
設置に際しては、新幹線に乗る機会の少ない道内の子どもたちに夢を与えることや、北海道新幹線開業への懸け橋的存在となるように願いが込められたという。
同社は「(車両には)『本当にありがとうございました』と言いたい。今後は着々と工事が進む北海道新幹線の開業を楽しみにしていただければ」としている。撤去に伴う工事は今月下旬から始まり、車両の解体は6月に実施される。
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