放射性物質検査 今季も 水産庁6月からスルメイカ漁解禁で
update 2013/5/24 09:58
水産庁は、6月から道南で漁獲が始まるスルメイカについて、放射性物質の検査を今季も継続する。渡島管内は道内最多の8回、桧山管内は7回を予定。検査を続けて食の安全安心を担保する狙いだ。
国の事業として行うモニタリングは、道内ではスルメイカのほか、マダラや秋サケ、ブリなど回遊魚28魚種が対象。
道によると、渡島分のスルメイカ検査は6、9、10、11月に各1回、7、8月に各2回の計8回。昨季計画(13回)より少ないが「頻度を下げても、安全確認に問題はない」。
函館渡島いか釣漁業協議会(会長・佐藤正美松前さくら漁協組合長)が、市漁協(橘忠克組合長)の協力を得て、松前沖〜函館の前浜で漁獲したイカの検体を、海洋生物環境研究所中央研究所(千葉県)に送る。測定結果は道のホームページで公表する。
桧山分の検査回数は昨季と同じで、6月に1回、7、8、9月に各2回。
スルメイカの来遊は、道内で渡島・桧山が最も早く漁期も長い。今季は12月まで日高や釧路、根室、網走、宗谷管内の捕獲分も検査、道全体で計36回を予定している。
福島第一原発事故を受け、太平洋側を来遊するスルメイカについて道などが2011年8月に検査を開始。同9月から国の検査に移行、これまでに放射性物質は検出されていない。
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