新作スイーツ発表会、ケーキと紅茶 相性ぴったり

update 2013/5/22 10:18


 国産高級紅茶「琉球紅茶」を手がける「沖縄ティーファクトリー」(沖縄市、内田智子社長)による「函館ブレンド」と、「ペシェ・ミニョン」(湯浜町、中澤美樹社長)の新作スイーツ発表会が21日、函館国際ホテルで開かれた。新たな食文化のスタイルを提案する取り組みで、ケーキのおいしさを引き出す紅茶との相性の良さを市民ら約100人が味わった。

 函館市などが進める紅茶とスイーツ一緒を楽しむ「函館アフタヌーンティー・プロジェクト」の取り組み。函館ブレンドは、函館の水で味を引き出すことのできる特別品。ペシェ・ミニョンは、フランスの伝統菓子で、牛乳で煮込んだ道産米「ゆめぴりか」をバニラムースで包み込んだ「リ・オレ」を提供した。

 内田社長は「紅茶の色は強く出ないが味と香りがある。口中で油脂をしっかり流すのでケーキに合う」と紹介。中澤社長は「ケーキにもおいしい温度がある。紅茶とのコラボレーションが素晴らしく私も驚いています」などと話し、味わった参加者から笑顔がこぼれた。市内豊川町の女性(68)は「紅茶は少し渋みがあってケーキにとっても合う。おいしくいただきました」と話していた。

 発表会に先立ち行われた函館ブランドセミナーでは内田社長が講演。スリランカの言い伝えにある紅茶栽培に適した「神様の赤土」に沖縄で出会ったことから国産紅茶栽培が始まったことなどに触れ、「沖縄が紅茶の産地に適しているという話は最初は笑われた。紅茶はどこでも手に入るが、必要な紅茶や目的に合う紅茶を提供していきたい」などと話した。

 函館ブレンドとのケーキセットは、23日から乃木町と丸井今井函館店内のペシェ・ミニョン店舗で提供する。

提供 - 函館新聞社


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