函館駅周辺にアンテナショップ開設へ

update 2013/5/22 10:17


 渡島総合振興局は、ガゴメコンブやタマフクラなど道南産品を販売するアンテナショップを、今夏にもJR函館駅周辺に開設する。北海道新幹線開業に向け、より多くの観光客を呼び込むほか、地元住民にも地場産品をアピールする狙いだ。

 道南の優れた産品を一堂に集めた施設は珍しい。同振興局が発行する食のハンドブック「南北海道 食彩王国」(193品目)に掲載された渡島・桧山管内の一次産品、加工品を中心に100〜150品目を想定。

 場所は高いPR効果が見込める函館駅周辺とし、店舗の所在や規模は未定。同振興局は「食彩王国に載っていても、気軽に買える場所がなかった」(商工労働観光課)と説明する。

 このほか、北海道どさんこプラザ(東京、札幌、名古屋)と同様にテスト販売を導入。一定期間の販売を経て消費者の反応を生産者に伝え、販路拡大や商品開発に役立ててもらう。

 通常の土産店は観光客向けの定番商品を扱っており、差別化戦略として「道南の優れた特色のある商品を販売する店舗と位置付け、地元客もターゲットにしたい」と同課。

 道の2013年度緊急雇用創出推進事業を活用、委託費は約2500万円。14年度以降も継続して運営できる参加希望者を募っている。表明は28日まで。企画提案や有識者会議を経て6月下旬に契約を結ぶ。問い合わせは同課TEL0138・47・9459へ。

提供 - 函館新聞社


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