函館市3月の生活保護者数が過去最多
update 2013/5/20 09:54
函館市がまとめた3月末の生活保護状況によると、保護者数は前月比23人増の1万3184人で過去最多となった。前年同月と比べ280人増えた。1000人当たりの保護者数は前月比0・1ポイント増の47・5と7カ月連続で上昇。前年同月比では1・3ポイントの上昇となっている。
3月末の保護世帯数は前月比16増えて9517世帯。前年同月比では257世帯増えた。
全保護世帯の内訳は高齢者世帯が約45%と最も多い。次いで傷病世帯の約15%となっている。
市生活支援第1課によると、4月の本庁舎分の生活保護相談件数は前年同月比63件減の67件だった。同課は「例年、4月は相談件数が多いが、新たに保護を必要とする人が少なくなっているためでは」と推測。ただ「今後も増加傾向は続くだろう」と話す。
保護者数は2003年度に1万人(通年平均)を超し、昨年10月に1万3000人を突破。10年間で約3000人増えている。
道内全体の1000人当たりの保護者数は31・5(1月現在)。同月の函館市(47・3)は道内で釧路市(55・3)の次に多い。全国中核市41市中では最も高い水準。(昨年12月時点の比較)。
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