箱館五稜郭祭が開幕、土方コンテストは河野君優勝
update 2013/5/19 10:26
戊辰戦争最後の戦地・五稜郭をテーマにした「第44回箱館五稜郭祭」(同協賛会主催)が18日、函館市内で開幕した。初日は戊辰戦争で戦死した新選組副長、土方歳三の最期を演じる「土方歳三コンテスト全国大会」があり、函館工業高校3年の河野憲嗣君(17)が初出場で優勝に輝いた。
同大会は五稜郭祭の関連行事として五稜郭タワーで毎年開き、26回目。函館に加え、東京、名古屋、遠くは岡山から女性5人を含む計17人が参加した。
大勢の観客が見守る中、参加者は明治政府軍を相手に戦いを仕掛け、銃弾に倒れた土方の生き様を熱演。中には英語をしゃべったり、口に刀をくわえて剣舞したりするユニークなパフォーマンスも飛び出て、会場の笑いも誘っていた。
河野君は、テレビドラマで新選組の存在を知った小学生時代から土方のファン。3年前から函館野外劇の殺陣チームの一員に加わり、今年の野外劇公演で土方役を務めることが決まっている。先月同大会出場を決意し、仲間と夜遅くまで稽古を重ねたほか、土方に似せようと髪を分けるなど役作りにも専念。「新選組に懸ける土方の思いと、近藤勇への友情を表現できた。支えてくれた仲間たちに感謝したい」と優勝を喜んだ。
五稜郭祭は19日に「維新行列」が開かれ、河野君もパレードに参加する。
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