介護支援ボランティアポイント事業、函館市が来年度中に導入
update 2013/5/19 10:25
函館市は、要支援・要介護認定を受けていない高齢者がボランティア活動を通じて介護予防を図る「介護支援ボランティアポイント事業」(仮称)を来年度中に導入する方針だ。介護施設などでボランティア活動に取り組み、付与されたポイントを現金に換える仕組み。
ポイント事業の参加対象は65歳以上の市民。介護施設などに入所する高齢者との会話や趣味の相手、施設の身の回りの手伝いをしてポイントをもらい、一定程度たまったら現金を受け取ることができる。
ボランティア活動で生きがいを見出したり、運動不足を解消して介護予防を推進することが狙い。市高齢福祉課は「年々上昇している介護保険給付費の抑制にもつながるはず」と説明する。
同様の事業を実施する自治体は、全国に先駆けて取り入れた東京都稲城市など、市が把握しているだけで50以上あり、ここ数年、急増傾向。道内の市では苫小牧が初めて昨年度に導入し、1月末現在で258人がボランティア登録。同市は年間の換金上限を5000円に設定している。
市は7月以降に先行実施している関東の自治体や苫小牧市を視察し、具体的な換金上限額や仕組みを構築していく。
同課は「函館は高齢化率が29%を超えるなど、高齢者が多い街。ボランティアの受け入れ先が分からない高齢者が多いので、(この事業に)たくさんの人が参加してくれることを期待している」と話している。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。