新幹線レール 北海道へ 敷設工事始まる

update 2013/5/18 09:55


 【北斗】2015年度末に開業する北海道新幹線新青森―新函館(仮称)間(149キロ)のうち、本道側の新幹線専用区間(木古内町大谷地―新函館)37キロにレールを敷設する工事が17日、始まった。北斗市三好の万太郎トンネル出口前でレール発進式が行われ、工事関係者や自治体関係者ら約70人が安全を祈った。

 発進式では、事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)北海道新幹線建設局の金山洋一局長が「道民の期待に応える新幹線になるよう全力で工事を進める」とあいさつ。渡島総合振興局の小林敏克副局長も「早期開業と札幌延伸の早期実現を目指し関係機関と密に取り組んでいく」と述べた。

 次いで、金山局長や沿線自治体の首長9人が装置のボタンを押すと、長さ約200bのレールがゆっくり前方に約10b送りこまれた。最後に北斗市の高谷寿峰市長の発声で万歳三唱をし、工事スタートを祝った。

 高谷市長は「駅前の企業誘致は苦戦気味だが、こうして注目されることで弾みがつけば」と期待感を示し、木古内町の大森伊佐緒町長も「駅前の周辺整備や近隣町との広域観光構築をしっかり進めていく」と気持ちを引き締めた。

 同機構によると、同区間の敷設工事は14年8月に完了予定。今月29日には、新幹線が停車する木古内駅、6月15日には新函館駅の駅舎建設工事が着工する。

提供 - 函館新聞社


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