「アリーナ」「日吉グラウンド」活用 大会・合宿誘致に本腰
update 2013/5/18 09:55
函館市教委は本年度、2015年8月のオープンを目指す「函館アリーナ」と「日吉多目的グラウンド(仮称)」を活用した大規模大会や合宿の開催に向け、道内外で本格的な誘致活動を展開する。多くの競技者を招き、宿泊や観光を伴う経済効果を取り込むことが狙いだ。
訪問先は札幌と東京を予定。同グラウンドにサッカーとラグビーが兼用できるグラウンドを2面設けるため、両競技の協会を6月以降に訪れる。アリーナでは弓道場を新設するほか、各競技の使用スペースを現状より増やすため、両競技以外の誘致も目指す。
道弓道連盟西部地区の寺沢輝義理事長は「アリーナの完成によって、屋内で全道規模の競技会を開催できるようになるので誘致しやすくなる」と期待する。
訪問時はより施設の魅力を伝えるために、地元の競技団体の同行も想定。大規模大会や合宿開催に見合う設備の充実度や、北海道新幹線開業による交通アクセスの充実を伝える考え。
市教委スポーツ振興課は「オープンまでの2年間は施設の存在と魅力を伝える重要な期間。利用の可能性が高い競技に対しては直接的にプロモーションをしていきたい」と意気込む。
同課によると、市の補助金制度を利用した昨年度の合宿件数はサッカーが2件で、ラグビーはゼロ。両競技が全道大会を開催する場合は面数の不足から北斗市や七飯町のグラウンドを借りる必要があった。
同課は「他都市ではスポーツ施設の新設後、合宿の補助実績が約1年で10倍以上に増えた例もある。函館は日本屈指の観光地でもあるので誘致の優位性はあるはず」と話している。
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