1〜3月期の道南経済「住宅建設」を上方修正
update 2013/5/18 09:54
函館財務事務所(武本雅臣所長)は17日、1〜3月期の経済概況「道南経済レポート」を発表した。「住宅建設」が前年を上回って推移している一方、企業倒産が前年に比べて増えたことから総括判断を3期連続で据え置き、「依然として力強さに欠けているものの、緩やかに持ち直しの動きを続けている」とした。
個別の項目で判断を変えたのが「住宅建設」と「企業倒産」。住宅建設は2期連続で上方修正。企業倒産は判断を引き下げた。
住宅建設は、函館市と北斗市の住宅着工戸数が前年を上回る状況が続いている。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を含む貸家、分譲住宅が好調で、持ち家も堅調。ただ、「消費税増税を控えた駆け込みが本格化するのはもう少し先になるのではないか」との見方を示した。
「個人消費」は「引き続き力強さに欠ける」のまま。大型小売店の売上高は、一部の催事に集客効果がみられたものの、春物衣料の動きが鈍く、食料品の不振が続き、全体でも前年を下回った。高額商品についても目立った動きはないという。 主力の観光は、道外からの団体客や台湾からの入り込みが好調で、引き続き持ち直している。今後については公共事業の発注が控えていることから、「管内経済は上向いていく」とした。
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