給食に米粉パン「おいしい」 ふっくりんこ使用

update 2013/5/16 10:26


 【北斗】道南産ブランド米「ふっくりんこ」の米粉で作ったパンが15日、北斗市内の小中学校の給食に初めて登場した。16校約4800個の米粉パンが出され、児童、生徒らは小麦粉のパンとは違った食味や食感を味わった。

 市側の「ふっくりんこをパン食でも楽しませたい」との要望を受け、JA新はこだてが2年ほど前から開発に着手。昨年12月から、静岡県のパン製造会社の協力を得て試作を重ねてきた。出来上がった米粉パンは米粉7割、小麦粉3割の配合割合で、ほんのり甘みのあるもちもちとした食感。

 このうち、北斗石別小学校(木村孝校長、児童13人)は食育学習の公開授業日となっていて、児童は学校給食で使われている北斗市産の野菜や米について学んだ後、来校した地域住民や近隣校の教職員とともに米粉パンを味わった。4年生の高橋拓海君(9)は「おいしい。また給食で食べたい」と笑顔。

 市教委の学校給食センターは「今後、徐々に回数を増やしていきたい」としている。開発を担当した同JAの田山光幸営農センター長は「米がパンにもなるんだということを分かってほしかった。将来、ふっくりんこで商品開発を手掛けてみたいと思ってくれればいいですね」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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