「諦めないで夢追って」 市函高で植松さん講演

update 2013/5/15 11:11


 宇宙開発に取り組む中小企業で知られる植松電機(赤平市)専務の植松努さんによる講演会が14日、市立函館高校(土岐均校長、生徒950人)で開かれた。「思うは招く〜夢があればなんでもできる」を演題に、植松さんは「楽は人を無能にする。夢をつかむために諦めないで努力し続けて」と熱っぽく語った。

 同校の総合学習の一環として開催。芦別市出身の植松さんは2004年、北大と共同でハイブリッドロケットの開発を開始。民間宇宙開発企業カムイスペースワークスを設立し、代表を務める。ロケット開発や小型実験用人工衛星の打ち上げなどを行っている。

 子どものころ、「お金があったら本を買いなさい」と祖母に教わり、紙飛行機の飛ばし方が書かれた本で勉強を重ねたという植松さん。それを出発点にロケットに携わる職を夢見たが、「お金がかかるし東大に入らないと無理」と周囲の大人に言われ、大きなショックを受けた。「『どうせ無理でしょ』との言葉に負けないで。諦めなければ夢はかなえられる」と強調した。

 また、知りたいこと、やりたいことが学べる進路を選ぶよう勧めたほか、社会が求める人材についても指摘。「今はゼロから物事を生み出す人が必要とされている。読書してイチロー選手や坂本龍馬など、偉人の言葉に学んでほしい」と話した。

提供 - 函館新聞社


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