函館護國神社例大祭本祭、戦没者を慰霊

update 2013/5/12 11:06


 函館市青柳町9の函館護國神社(真崎不二彦宮司)の例大祭本祭が11日に行われた。道南の遺族会などから約200人が参列。社殿で献花や詩歌、江差追分などの奉納が行われ、戦没者を慰霊した。

 同神社は1869(明治2)年5月11日、箱館戦争で新政府軍の勝利が決まった日に創建。箱館戦争から第二次世界大戦までで、道南出身の戦没者計約1万3000柱が祭られている。

 この日はあいにくの雨となり、恒例の函館楽所(がくそ)による舞楽や松前神楽保存会の舞踊は中止となったが、日本舞踊の花泉舞衛さんが「九段の母」を奉納し、大きな拍手が送られた。

 最後に春山拓夫祭典委員長が「戦争を知らない世代に史実をしっかり伝え、東日本大震災や最近の地震での被災地復興を念じてきたい。戦後約70年で参列者は高齢化しているが、来年も例大祭にお集まりください」と話した。

提供 - 函館新聞社


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